< Menu <          < Models Top <
> ”Free-stuff” DM01 <
<BACK                      Rev.02.10

◆ DM01 ◆
DM01_fig01
  FR00001 <DM01> Release Date:2006/04/14

 (ダウンロードファイルサイズ:32KB)

※!セットには「テライユキ2」は含まれておりません!※

 ●ご利用希望の方は、セットの内容等(下記参照)を御理解頂いた上で、>ダウンロードはこちら

 

◆「DM01」のセット内容について

 「DM01」は、シーンの背景省略用の半球状「ホリゾント」です。
 フィギュアやカメラ、ライトなどを「DM01」内部に配置して御使用下さい。
 ダウンロードファイルには、以下の通り「DM01」本体プロップのみが収録されています。

DM01_fig02
<DM01 本体プロップ
 Poser プロップです。
 ポリゴンの固まりで、ポリゴン面は内側に向いています。
 


セットの解凍後のファイル構成は以下の通りです。

-\runtime\libraries\props\Motokami_Ya
     -\Dome01.png                9KB :DM01本体プロップのライブラリ登録サムネイル画像
     -\Dome01.pp2             172KB :DM01本体プロップのジオメトリ情報を含む設定ファイル



※セットに含まれる各種ファイル及びデータの著作権は制作者:基上思惟(motokami shii)に帰属します。
 利用者がこれらのファイル及びデータを個人使用の範囲で使用、改変することは制限しませんが、それらの全部または一部でもを含んだデータを第三者へ配布(有償・無償を問わず)することは、固く禁じます。


◆「DM01」の使用方法について

1.ファイルのインストール 

 上記の >ダウンロードはこちら< からファイルをダウンロードして下さい。
 ダウンロードファイルは LHA 形式(拡張子は”.lzh”)で圧縮されていますので、LHA 形式に対応した解凍ソフトが必要になります。
 解凍ソフトは、各ユーザー様でご用意下さい(大概は、フリーで入手可能です)。

 ダウンロードしたファイルは解凍する際に、Poser の「Downloads」フォルダへ置いて下さい。
 「Downloads」フォルダは Poser5J の場合、標準的にインストールされていれば、

  C:\Program Files\Curious Labs\Poser 5J\Downloads

 の位置にあります。Poser6J の場合は上記アドレスの「Poser 5J」が「Poser 6J」になります。
 又、インストールドライブを Cドライブ以外や、「\Program Files\Curious Labs」の部分を別のフォルダに置き換えてインストールされている方は、それぞれの環境に置き換えてお読み下さい。

 「Downloads」フォルダにダウンロードしたファイルを置いたら、そこで圧縮を解凍します。
 このとき、「ディレクトリ付き」オプションを指定しておくと、自動的に必要なフォルダへ各ファイルが格納されます。
 
 上記以外の手順や、別のフォルダ内で解凍を行った場合は上記“ファイル構成”を参考に、手作業で各ファイルを必要なフォルダへ移動して下さい。

 以上で、インストールは完了です。

2.使用方法などについて 

 インストールが完了すると、ライブラリ小道具カテゴリの Downloads に「Motokami_Ya」と言うフォルダが出来、その中に「DOME01」が有るはずです。
 これをシーンに適用すれば使用準備は完了ですが、寸法が巨大(直径約20メートル)なので、普通は全体は見えません。
 又、DM01の特性パレットでは、「影を作成」「スムースポリゴン」の2項目がオフになっていますが、これがデフォルトですので注意して下さい。
 「影を作成」がオンになっていると、ライトに「無限光」を使用すると「DM01」内部が真っ暗になります(笑…当たり前ですが)。勿論、「DM01」内部にスポットライトやポイントライトなどを持ち込めば灯りはとれますが。
 「スムースポリゴン」をオンにしてレンダリングすると、天球部のポリゴン頂点部に不正な影や反射が出来ます。「スムースポリゴン」オプションの機能と現象とがちぐはぐな感じがしますが〜これは Poser の仕様なのでどうしようもありません(笑)。
 但し、レンダリングオプションの「スムースポリゴン」はオンを推奨します。

 さて、そもそもが何故こんな妙なプロップを製作したのか? その辺りの解説が必要な気がするので、以下。

 標準的最低要素として、Poser ではフィギュアと床、と言う構成があります。
 2Dイラスト等では興味の対象以外を省略した画、所謂「白バック」と言う手法が有りますが、これを 3DーCG でやると妙な印象の画になる場合が多いでしょう。取り敢えず、床も非表示にしてフィギュアだけレンダリングしてみましょう。

DM03_fig03

 結果的に、やはり画としては淋しい物になります。普通にレンダリングした画像は、2D画のような明確な輪郭線がないため、画像のメリハリに欠ける…と か、まぁ、考えれば色々とそれらしい理屈は有るのですが、描きたい興味の対象のみをレンダリングした3D画像は、画としてつまらない物になる場合が多いの です(勿論、ライティングやポージングでそれを克服することも可能ですが)。
 又、背景をポストワークによって適切に処理出来るアイデアとテクニックを持っていれば、これまた前述のようなことは問題となりません。
  普通なら、背景に何らかのプロップを置いてみたり、背景を写真と合成してみたり…と処理を考え出すのですが、そう言う風に「何か」を追加してシーンを作り はじめると、フィギュア(人物)とプロップ(何か)との関係が画の主題に変わって行ってしまいます。ここで興味の対象はあくまでフィギュア自体(あるいは フィギュアの服装かもしれません)であるとすると、余計な「何か」を追加してシーンを作っていくことは、要するに「本末転倒」になるわけですね。
 ここで、2Dイラストっぽい効果を得られる「トゥーンレンダリング」を選ぶのも一つの選択肢では有るのですが、ここでは「フォトリアル」系を指向することにして、その道は選ばない物とします。では、どうするか?

DM01_fig04

 床を使って、フィギュアの影を画像に取り込んでみました。これでかなり印象が変わるとは思いますが、奥行き感のなさは相変わらずです。

DM01_fig05

 そこで床のマテリアルを変更して奥行き感を出してみました。が、今度は床の終端が見えるため、壁がないのが不自然です。とは言え、これで壁をはじめ小物類を追加しはじめると、前述の通り本末転倒になっていくわけですね。
 床の終端が見えないようにアングルとかライティングとかを変更する手段は勿論ありますが、それだと作れる画が自ずと制限されてしまいます。
 そこで「DM01」を使ってみます。

DM01_fig06

 如何でしょうか。カメラアングル、ライティング、何一つ変更してませんが、テキトー(「適切」かどうかはおいといて)なグラデーションの背景につながる床と言う、何も主張しない背景が主題の存在感を引き立てます(うゎぁ、書いていて恥ずかしくなってきたゾ...笑)。

 もう一つ、これを作った理由に、基上の「メタリック質感好き」があります(笑)。
 ご存じの通り、メタリック質感は反射が命。しかし、映り込む物がなければ反射のしようもなく、例えば床とフィギュとで普通にレンダリングしても床のエッジ部の映り込みがなんだか煩わしい感じに。

DM01_fig07

 これを「DM01」の中に入れるとこんな感じに。

DM01_fig08

 更に、勿論「DM01」自体のマテリアルも適当に変更すれば、イメージは変わります(※「DM01」にはUVマッピングは適用していませんので、UV座標が必要なテクスチャは貼れません)。

DM01_fig09

 とか。

DM01_fig10

 みたいに。
 まぁ、飽くまでも「ホリゾント」なので「無地」が基本ですが。

 レンダリング時の背景処理にお悩みのあなた、興味が有れば「DM01」を試してみませんか? どうせ、フリーだし(笑)。



 ※Mac版Poser5J/6J 及び、Win/Mac版 Poser4 以前のバージョンの Poser(「Artist」を含む)では動作確認を行っておりません。又、英語版Poser についても動作確認は行っておりません。
 これら動作確認を行っていないバージョンの Poser に対しては対応や動作の保証は致しません。
 予めご了承下さい。

< Menu <          < Models Top <
> ”Free-stuff” DM01 <
<BACK                     Rev.02.10

inserted by FC2 system